アトピー性皮膚炎 コラム 

『アトピー性皮膚炎』についてのコラムです。

病院では改善が難しい、もしくは薬が効きにくくなってきてしまいますが、当院の鍼灸施術では、原因となる体質を改善させることで、痒みの軽減、薬が再び効きやすくなる、もしくはステロイドの使用をしなくなる。などの効果が得られます。

まず、「アトピー性皮膚炎の原因」についてです。

私たちの体は、常に

『皮膚のバリア機能』

により、外敵から守られています、常にです。

『バリア機能が低下』することで、様々な問題が出る。知覚神経が表皮まで伸びてしまい、敏感な肌となってしまう。

その『皮膚のバリア機能』

が落ちることで症状が出るのが、『アトピー性皮膚炎』

人間の皮膚表面は、ウィルスやホコリ・ダニ・花粉や黄砂、PM2,5などのアレルゲンから、

常に肌を守ってくれているんですね。

じゃあ、なぜ

『皮膚のバリア機能』が低下するのか。

・遺伝的な要因

・環境的な要因(食生活や住環境など)

・ストレスによる、免疫力の低下(バリア機能が一緒に低下する。)

・なんと妊娠や、授乳を期に『アトピー性皮膚炎』が発症するケースも。

(ホルモンバランスの変化と考えられます。)

特に、成人以降に症状が再燃、もしくは発生した場合は、

遺伝的な原因以外が関係として強くなります。

★特にストレスや生活リズムの変動、食生活の悪化が多いです。

また、一度『アトピー性皮膚炎』

となると、中々改善ができなくなります。

そうです、『免疫力の低下』が根元にあるからです。

1度低下した免疫力は、元に戻るのに時間が必要です。

▼生活リズムの改善

▼食生活の改善

などが必要になるため、すぐにはできませんよね。。。

しかも、続けないとまた再燃します。

病院での検査は、

血液検査で、アレルギー検査をします。

「アレルゲン(アレルギーを発症させている原因)」をはっきりさせる訳ですね。

花粉症や慢性鼻炎でも、似たような血液検査をします。

食物を含め、何が原因となって過敏反応を起こしているのか。

ということを特定させて、

まずは食事指導や、アレルゲンになるべく触れないような日常の注意喚起。

そして、有名なのが

『ステロイド含有(がんゆう)の塗り薬』

です。

『抗炎症作用』が強いステロイド薬ですが、非常に効きが良い分のデメリットも。

これは、

『薬への依存度の高さ』を意味します。

かゆくても塗ればすぐに引いていく。

これがクセになってしまうということですね。

病院では、ステロイドの含有量と症状の強さを比例させ、処方がされます。

強い順から、

▼デルモベート  非常に強い抗炎症作用

▼マイザー・デルモベート・リンデロンDPなど

▼リンデロンV・プロパデルム・フルコートなど

▼アルメタ・ロコイドなど

▼プレドニンなど  (少ない含有量)

上記が、代表的な種類なのではないでしょうか。

ステロイド含有量が増えると、粘り気が強く、皮膚への沈着時間も長くなります。

しかし、

『薬が非常によく効く』

分、『リバウンド症状』

といって、効果が切れたときに、痒みが強く出ます。

そして、期間や用法・容量を誤ると、

色素沈着をして、肌が黒みがかったり、皮膚が薄くなったりします。

これは、『ステロイド』というのが、

本来は、『副腎皮質』と呼ばれる、腎臓の上の臓器から出るのですが、

塗り薬の量が多いと、体の中から正常に出ていた反応が無くなり、

『薬に頼る体』

になってしまうせいです。

『ステロイドは依存性が高い』

と言われているのはそういうメカニズムがあります。

ただ、今では、一昔前よりも処方が細分化されており、

そのような状態は少なくなっています。

あくまで、

※医師からの用法・容量を守るように気を付けていれば。※

です。

ただし、初期の段階でしっかり効果が出て、

アトピー性皮膚炎が寛解した!

という状態なら大丈夫です。

が、長期間の処方や、症状が軽減しない場合、それ以外の方法が無いのが現状です。

そうなると、みなさんは民間療法に頼るようになります。

▼食事の改善(糖質制限や、グルテンフリーが有名)

▼綿素材のモノを使う、シルクやカシミヤ製品も良い。

というのをする方が多いかと思います。

これは、糖質やグルテンが、炎症反応を強くするというのと、

化学繊維が、

『スパーク現象』といって、静電気で表皮のバリア機能を破壊してしまうからです。

だから、

『アトピー性皮膚炎』は、冬場に強くなりやすい。

といえます。

もちろん、乾燥など、エアコンや換気不足も原因にはなります。

それでも、症状が改善しきらない!

という方が多いのも現実としてありますね・・・。

薬は、『体の免疫力を低下』させます。

それはどの薬でもです、長期間の使用になればなるほど、必ず出てきます。

そして、その状態になってしまうと、

食事療法や着るものを気を付ける

程度では中々改善しない状態になっています。

ここで、鍼灸施術での免疫を元に戻す・向上させる

という方法がとても効果的なのが分かるかと思います。

当院の鍼灸施術では、『アトピー性皮膚炎』に対する

アプローチ方法、治療計画

があります。

それをすることで、

・薬が効きにくくなってしまった『体の免疫力』を再び向上させる。

・『アトピー性皮膚炎』の原因である、『皮膚のバリア機能』を正常化する。

・そうすることで、再発・再燃を抑え込める。

ことが可能です!!

当院では、

・西洋医学的な見解

と、

・東洋医学的(中医学的)な見解

の両方を合わせて行います。

まずは、どの程度の経過で今の状態へなったかをしっかりとカウンセリングします。

東洋医学的には、『アトピー性皮膚炎』は

『湿邪(しつじゃ)』、『風熱(ふうねつ)』、『於血(おけつ)』、

『腎虚(じんきょ)』、『肺気虚・肺陰虚(はいききょ・はいいんきょ)』が代表的な原因となります。

・自律神経の乱れ。

・体の冷えや、熱(炎症のこと)。

・水分代謝の乱れ。

・内臓機能の低下による、バリア機能の維持が困難な状態。

などが複雑に絡まり、症状が出ると考えます。

『アトピー性皮膚炎は原因がひとつ』ということはほぼあり得なく、

それぞれ、を把握する必要があります。

鍼灸施術をしっかりするためには、上記の判断を誤らず分別することがとても大事です。

これだけある判別を可能にするのが、

脈診や舌診、腹診というのが非常に大切で、

より明確な病態へ分けるためにも、欠かせない検査です。

舌診(ぜっしん)では体の冷えや熱、血行状態や弱っている臓器が分かる。

脈診では、主に自律神経の状態、どの臓器が弱って症状を出しているのかが分かる。

病院(西洋医学的な見解)では『アトピー性皮膚炎』と一つの診断でも、

東洋医学では、誰もが同じ状態にはなりません。

その人それぞれの原因をしっかりと判別し、

施術計画を組み立てます。

針灸による、東洋医学的なアプローチはこのような形で行い、

しっかりと、『アトピー性皮膚炎の根本原因へアプローチ』して、再発しない身体を目指す!!

ことがとても、とても大切です。

・アトピー性皮膚炎で、ステロイドを長期間使ったけど変わらない

・アトピー性皮膚炎で、薬をやめようと思ってるが、やめるとすぐひどくなる。

・アトピー性皮膚炎で調べて、色々試したが、やはり変わらずツラい。

という方、是非当院の鍼灸施術で、

『根本から改善し、アトピー性皮膚炎をやっつけましょう!』

何事も、早めの、適切な対処というのが、とても大切ですよ◎

最初は薬を併用しながらでも、

『鍼灸での免疫力を上げる効果』

が相乗することで、薬も効きやすくなるんです(*^▽^*)!

〒730-0806

広島県広島市中区西十日市町2-2 APEX免出101 風香る鍼灸院

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